(ブルームバーグ):来週の円相場は対ドルで160円台を試す展開が視野に入る。中東情勢の混迷で原油高が続く中、インフレや景気悪化リスクを巡って日米中央銀行の金融政策スタンスに違いが出れば、円安・ドル高圧力が一段と強まる可能性がある。
◎みずほ銀行国際為替部為替スポットチームの南英明ディレクター
- 中東の地政学リスクによる原油高止まりでドル買いが強まるだろう。160円は時間の問題だ
- 中銀ウイークとなる中、インフレ懸念を背景にした米連邦準備制度理事会(FRB)と日本銀行の金融政策のコントラストに注目
- 各国がインフレ警戒でタカ派姿勢を示す中、日銀がハト派色を強めれば円安が進む。一方、4月利上げを示唆すれば巻き戻しもあり得る
- 日米首脳会談は不確実性の中で開催、日本の介入について米国が容認したとの発言が出るかにも注目
- 予想レンジは158-162円
◎あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
- 原油高がさらに進んだり長期化したりすると貿易赤字拡大で円安圧力が強まり、ドル・円は一時的に160円を超える局面がありそう
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)ではドットチャートで利下げ圧力の弱まりが示されれば、ドル買い要因となる
- 日銀会合は利上げ方向にはあるが、景気悪化懸念もあり、4月の利上げ実施を織り込ませることはないだろう
- 予想レンジは156-161円
主な予定
- 17-18日:FOMC、声明と経済予測、パウエルFRB議長が記者会見
- 18-19日:日銀の金融政策決定会合、植田総裁が記者会見
- 19日:米ワシントンで日米首脳会談
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