(ブルームバーグ):米銀JPモルガン・チェースは、大手テクノロジー企業が人工知能(AI)インフラの整備に向けて必要となる支出額と借り入れ額の見通しを引き上げた。こうした企業が構築するインフラ容量の予測を上方修正したことを受けた。
JPモルガンのストラテジストらが16日まとめた調査リポートによれば、AIハイパースケーラーは2030年までに約5兆5000億ドル(約880兆円)を投じる見通しだ。これは昨年11月時点の予測から4000億ドルの増加となる。支出のうち約4兆1000億ドルは借り入れで賄われる見通しで、各社が支出に占める借入金の割合を高めるとの見方を反映している。
AIインフラ投資競争は社債発行を押し上げている。タレク・ハミド氏らストラテジストによると、JPモルガンが昨年11月に予測を公表して以降、AIおよびデータセンター関連の社債発行額は3000億ドルを超えた。同行によれば、データセンター向けの社債発行が、年初来の起債増加を支える最大の要因となっている。
JPモルガンのストラテジストらは、今後5年間のAI向け資金調達を投資適格債市場が主導し、データセンター向け資金調達の約2兆1000億ドルを担うと予測している。さらに3500億ドルはレバレッジドファイナンス市場から調達される見通しで、完成後には投資適格債市場での資金調達に移行するケースが多いと指摘した。
原題:JPMorgan Sees AI Buildout Costs Totaling $5.5 Trillion by 2030
(抜粋)
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