(ブルームバーグ):13日朝の東京外国為替市場の円相場は対ドルで159円台前半と年初来安値付近で推移。中東情勢の混迷による原油価格の上昇や堅調な米国経済指標を受けて、ドル買い・円売り圧力が強い。債券相場は下落が予想されている。
三菱UFJ信託銀行ニューヨーク支店資金証券室の小野寺孝文ファーストバイスプレジデントは、中東情勢緊迫化や原油価格の急騰で株安、金利高、ドル高の動きになっていると指摘。「原油高、金利高が続くと、ドル・円は160円に向けて上昇していく」との見方を示した。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは13日付のリポートで、ドル・円が160円に近づく中、レートチェックを含めた当局の対応強化がなければ、来週の日本銀行の金融政策決定会合に前後してドル・円の上振れリスクが大きくなると分析。「一段の円安回避との当局の意向は依然として強いとみられ、口先介入に注目したい」とした。
債券
債券相場は下落が予想される。東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、原油高などによる米金利高や円安を背景に下落した「昨日の延長線の市況」であり、続落すると予想する。
先物夜間取引で中心限月6月物は12日の日中取引終値比41銭安の131円31銭で終えた。佐野氏の先物の予想レンジは131円11銭-131円57銭、新発10年債利回りは2.195-2.23%(12日は2.18%で終了)。12日の米10年国債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.26%で引けた。
10年クライメート・トランジション国債入札
- 発行予定額は3000億円程度
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジスト
- やや低調ないし無難な結果を予想
- 原油高と円安を背景とした予想インフレ率の上振れに対する警戒感が根強いことは逆風。発行額が少ないことを背景に需給が良好に映ることはポジティブ
- 備考:10年クライメート・トランジション利付国債の過去の入札結果
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