(ブルームバーグ):米ソフトウエア大手アドビは12日、シャンタヌ・ナラヤン最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。人工知能(AI)時代に同社が成長を維持できるかを巡り、懐疑的な見方が広がっている。
アドビが同日発表した3-5月(第2四半期)の売上高見通しは、市場予想をわずかに上回ったものの、新興企業との競争で後れを取っているとの投資家の不安を払拭するには至らなかった。
12日の発表資料によると、18年間にわたりCEOを務めてきたナラヤン氏は、後任が任命されるまで職にとどまる。取締役会長職は続投する。
3-5月期の売上高は64億3000万-64億8000万ドル(約1兆250億-1兆330億円)になる見通し。ブルームバーグの集計データによると、アナリスト予想平均は64億2600万ドルだった。一部項目を除く1株利益は5.80-5.85ドルと見込み、予想平均の5.70ドルを上回る。
株価はニューヨーク市場で269.78ドルで取引を終えた後、時間外取引で約6%下落した。年初来では約23%値下がりしており、過去3年で最低水準付近で推移している。
Photoshopなどのクリエーティブソフトを手がける同社は、セールスフォースやアトラシアンなどと並び、AI新興勢との競争の中で新規顧客の獲得に苦戦しているとみられているアプリケーションソフト企業の一角に数えられる。アドビは支配的な市場シェアを維持するため、自社のクリエーティブソフトおよびマーケティング向けソフトにAIを組み込み、著作権リスクのない画像生成を目指す独自のAIモデル群も提供している。
原題:Adobe Announces CEO to Step Down; Gives Lackluster Forecast(抜粋)
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