(ブルームバーグ):世界の債券は年初来の値上がり分を失った。原油価格の高止まりを背景にインフレ再燃への警戒が強まり、債券市場で売りが広がっている。
投資適格級公社債のトータルリターンを追跡するブルームバーグ・グローバル総合指数は、2026年の年初来騰落率がゼロとなった。原油が1バレル=100ドルを再び上回ったことが響いた。
トランプ米大統領がイランへの攻撃を開始する直前の2月27日時点で、同指数は今年に入り最大2.1%上昇していたが、地政学的ショックがいかに急速に市場心理を反転させたかが浮き彫りとなっている。
米国債利回りは今週、より広範な紛争に発展するリスクが意識される中で数カ月ぶりの高水準に上昇した。インフレ圧力が強まれば、安全資産としての国債への逃避という従来の動きを上回る影響が出ると見込むファンドマネジャーは多い。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週の会合で金利を据え置くとの見方が広がっているが、物価圧力の持続的な高まりがあれば、労働市場が軟化する中でも、今後数カ月で利下げを再開することは正当化しにくくなる可能性がある。
原題:Global Bonds Erase 2026 Gains as War Fuels Inflation Angst(抜粋)
(背景を追加して更新します)
--取材協力:Malavika Kaur Makol.
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