(ブルームバーグ):米エヌビディアやアップル向けに半導体を受託生産する台湾積体電路製造(TSMC)は、今年1-2月の売上高が前年同期比約30%増えた。人工知能(AI)インフラ整備が力強いペースで進むイラン攻撃開始前の状況が反映された。
TSMCが10日発表した1-2月の売上高は7189億台湾ドル(約3兆5650億円)。アナリストの予想平均によれば、1-3月(第1四半期)売上高は33%増が見込まれる。2月の売上高は22%増えた。春節(旧正月、今年は2月17日)休暇が重なったことが影響した。
AI半導体で圧倒的シェアを占める米エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、ブロードコムの主要サプライヤーであるTSMCは、グローバルAI業界の景況を反映するバロメーターとして注目される。
米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃開始後は、データセンターや他のデジタルインフラの建設意欲にどのような影響が及ぶかが焦点となる。
巨大データセンターで高度な計算能力を構築し、クラウドサービスやAI向けインフラを提供する「ハイパースケーラー」アルファベットとアマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト4社の2026年の設備投資額は合計で約6500億ドルに達する見通しだ。しかし過剰生産能力への警戒感や収益化の不確実性は、引き続き払拭(ふっしょく)されていない。
原題:TSMC Sales Grow 30% on Sustained Global Demand for AI Hardware(抜粋)
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