(ブルームバーグ):イランでの戦争を背景に原油やガソリン価格が急騰していることを受け、トランプ政権は対応策として幅広い選択肢を検討している。バーガム内務長官が明らかにした。
バーガム氏は5日のインタビューで「すべてを検討しており、さまざまな案があると思う」と述べ、即効性のある措置に加え、より長期的で複雑な選択肢も含まれていると説明した。
トランプ大統領は3日、エネルギーやその他の貿易の流れを確保するため、米国際開発金融公社(DFC)が「非常に妥当な価格」で保険を提供すると発表。戦略的要衝であるホルムズ海峡を通過するタンカーの護衛を米海軍ができるだけ早期に開始すると述べた。
トランプ氏は同日、保険提供や護衛計画を発表する前に、バーガム内務長官のほか、ベッセント財務長官、ライト・エネルギー長官ら主要閣僚と協議し、幅広い選択肢について検討していた。
他の選択肢としては、戦略石油備蓄(SPR)から原油を放出する案があり、効果を最大化するため他国と協調して取り崩す可能性も含まれる。ただ、当局はこれまでのところ、放出には踏み切っていない。
ワシントンのアナリストらは、政権が検討し得る別の選択肢として、燃料混合義務の適用除外や、米財務省による原油先物の購入なども挙げている。
ロイター通信がホワイトハウス高官の話としてXで報じたところによると、財務省はエネルギー価格上昇への対応措置を発表する見通しだ。原油先物市場に関連する対応が含まれる可能性があり、早ければ5日にも発表されるという。
バーガム長官はDFCによる保険計画の詳細を現在も策定中だと発言。「チームは懸命に取り組んでいる」と語り、ベッセント長官やライト長官が関与していると明らかにした。
バーガム氏はさらに、「連邦政府として介入し、一定の正常性を確立する機会がある」と述べた。「米国は一定のリスクを引き受け、同盟国への供給が十分に確保されるよう支援できる。それができるのは、実行に必要な財政力と海軍力を備えている米国だけだ」と語った。
原題:Trump Administration Eyes All Options to Cut Oil Prices Amid War(抜粋)
US Eyes Action on Oil Futures to Lower Energy Prices: Reuters
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.