5日の欧州株は下落。6日目に入ったイラン戦争をめぐり、動向と影響を見極める動きが続いた。紛争解決への道筋は依然として見通せない。

ストックス欧州600指数は1.3%下落。一時は0.7%高まで上昇していた。戦争開始前の核協議で、イランが自国の高濃縮ウランの備蓄を処分する用意があると米国に伝えていたとの報道が手掛かりだった。

アラブ首長国連邦(UAE)当局がドバイとアブダビの住民に対し、最寄りの安全な建物に避難するよう促すと、株価は取引終盤にかけて下げ幅を拡大した。

ストックス600指数は週間ベースで4.5%余り下落。このままいけば昨年4月の米関税措置をめぐる混乱時以来の大幅安となる勢いだ。

欧州債市場では安定はわずか1日で終わった。

イラン戦争に収束の兆しが見えず、エネルギー価格が上昇を続ける中、ユーロ圏国債および英国債は再び下落した。安全資産と見なされるドイツ債は、週間ベースでここ1年で最悪の週を迎えようとしている。

トレーダーらは欧州中央銀行(ECB)が2026年に利上げするとの観測を強めており、12月までの利上げ確率は75%と織り込まれている。

今週は世界的に国債が急落したが、欧州はエネルギー輸入への依存度が高いため、中東での紛争に特に敏感だ。これにより欧州はインフレ再燃のリスクに晒されている。

ドイツ10年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.85%。イタリア債、フランス債は、リスク資産の需要減退が響き大きく下落した。

3月5日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Decline As Market Weighs Iran War Impact

Traders Lift ECB Rate Hike Bets, See 75% Chance of 2026 Increase

War Roils Europe Bonds as Energy Crisis Upends Rate-Cut Bets (1)

(抜粋)

--取材協力:Michael Msika、Rose Henderson.

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