米人工知能(AI)開発スタートアップ、アンソロピックのAIチャットボット「クロード(Claude)」と消費者向けの関連アプリが、使えなくなっている。同社は過去1週間にわたり「前例のない需要」に対処していると説明した。

サービス監視サイトのダウンディテクターによると、問題がピークを迎えたのはニューヨーク時間2日午前6時40分ごろで、2000人近いユーザーがクロードのサービス障害を報告した。午前8時40分までに報告は3分の1程度に減少したが、アンソロピックはメッセージアプリのワッツアップを通じた声明で、「claude.ai」や同社アプリなどの「一般向けのサービス」は引き続き利用できないと述べた。自社システムにクロードのAIモデルを統合している企業は、影響を受けていないという。

アンソロピックはユーザーの理解に謝意を示した上で「この1週間、クロードに対する前例のない需要が見られた。当社ではサービス復旧に取り組んでいる」と述べた。ニューヨーク時間午前9時05分時点で、同社は「修正作業を継続している」とサイトで明らかにした。

アンソロピックの利用が急拡大している背景で、同社と米国防総省は対立を深めている。自社技術が大規模な監視や自律型兵器の開発に利用される可能性が、両者対立の争点となっている。国防総省は先週、アンソロピックをサプライチェーン上のリスク企業に指定した。米企業がこの指定を受けた例はこれまでになく、同社の事業に重大な影響を及ぼす恐れがある。アンソロピックによると、クロードの無料ユーザー数は1月から60%以上増加し、有料加入者数は10月から2倍以上に増えた。

原題:Anthropic’s Claude Chatbot Goes Down Amid ‘Unprecedented Demand’(抜粋)

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