トランプ米大統領は、米国がイランで「大規模な」戦闘作戦を開始したとSNSへの投稿動画で発表した。これに先立ち、イスラエルは、イラン国内の複数の標的に対し「予防的」な空爆を実施したと明らかにしていた。中東地域で紛争が拡大することへの懸念が強まっている。

トランプ氏の発表前に、AP通信およびイスラエルの公共放送Kanは、米国がイスラエルによるイラン攻撃に参加していると、情報源を明示せずに報じていた。

イランの首都テヘランでは数回の大きな爆発が報告されており、AP通信によると、攻撃の一つがイランの最高指導者ハメネイ師のオフィス付近であった。

今回の攻撃は、イランの核問題を巡る3回目の交渉のため、イランと米国の代表団がスイスで会談した2日後に行われた。イラン側は交渉の進展に楽観的な姿勢を見せていたが、トランプ米大統領は27日、交渉の進ちょく状況に不満を表明していた。

米国はここ数週間、中東で数十年ぶりの大規模な軍備増強を進めてきた。トランプ氏は、昨年命じたイラン核施設への限定的な攻撃よりも、さらに踏み込んだ目標を示唆している。

爆発後に煙が上がる(テヘラン、2月28日)

イスラエルのカッツ国防相は攻撃発表に際し、非常事態宣言を発令。近く、無人機やミサイル攻撃を受ける可能性があると述べた。イスラエル国防軍によると、国内全域でサイレンが鳴り響いた。

市民はシェルター付近にとどまるよう指示され、同国の領空は民間機の飛行が禁止された。軍はまた、教育活動や集会など不要不急の活動を禁じるガイドラインを出した。

攻撃を受け、イランも自国の領空を閉鎖した。半官半民のメディアは、主に国内便が利用する空港で爆発があったと報じている。

原題:Israel Launches Attack on Iran as Blasts Reported in Tehran (2)(抜粋)

(トランプ氏の発表を追加して更新します)

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