(ブルームバーグ):トランプ米大統領が今週受けた健康診断の結果、「極めて良好な健康状態」を維持しているとの見解をホワイトハウスの主治医が示した。認知機能検査も受けたという。
主治医のショーン・バーバベラ海軍大佐は報告書で、6月に80歳になるトランプ大統領について、「最高司令官および国家元首としてのあらゆる職務を遂行する能力を十分に備えている」と結論付けた。トランプ氏はウォルター・リード軍医療センターで一連の検査と診察を受けた。
ホワイトハウスが29日夜に公表した報告書で、バーバベラ氏はトランプ大統領がモントリオール認知評価(MoCA)で30点満点中30点を獲得したと説明。「正常範囲内」だったと記した。
トランプ氏は、2020年大統領選でバイデン前大統領に敗れた後、バイデン氏の認知能力に疑問を呈することが多かった。今週、ウォルター・リードでの検査について、「全て完璧だった」とトランプ氏は主張していた。
ただ、今回の受診には注目が集まっていた。2期目発足以降、公表された医療機関の受診は今回で4回目。また、今年に入って歯科診察が確認されたのは3回目で、多くの米国人に一般的な年2回の頻度を上回っている。
トランプ氏の大統領就任が史上最高齢だったことに加え、自身の健康状態に関する詳細の公表に慎重な傾向があることから、健康を巡る関心は高まっている。
2期目開始から1年以上が経過し、トランプ氏には足のむくみや首の変色、手のあざなど、加齢による目に見える兆候も示されている。同氏は慢性静脈不全との診断も受けている。
報告書によると、トランプ氏の体重は238ポンド(約108キログラム)で、25年4月の224ポンド(約102キロ)から増加した。血圧は105/71mmHgで、昨年4月の128/74mmHgから低下した。最新の数値は米国心臓協会(AHA)が定める正常範囲内にある。
バーバベラ氏は「食事に関する指導や低用量アスピリンの服用勧告、運動量の増加、継続的な減量など、予防的な助言を行った」と明かした。
また、トランプ大統領の手の検査では、「心血管疾患予防のためのアスピリン服用下で頻繁な握手を行ったことによる軽度の軟部組織の刺激と整合的な皮下出血(あざ)が認められた」と説明した。
報告書によると、「これはアスピリン療法に伴う一般的かつ軽微な影響」だという。さらに、昨年見られた「軽度の下腿(かたい)のむくみ」は改善したと付け加えた。
原題:Trump in ‘Excellent Health,’ Took Cognitive Test, Doctor Says(抜粋)
--取材協力:Shamim Adam.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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