イタリアで開催されているミラノ・コルティナ冬季五輪の初日、同国内では広範囲にわたる鉄道の混乱が発生した。ANSA通信によると、同国のサルビーニ運輸相はイタリアへの攻撃だと非難した。

イタリア北部の主要鉄道拠点ボローニャ近郊でケーブルが切断されたことにより、高速鉄道や都市間、地域路線の運行に遅れが生じた。当局は破壊工作の疑いとして捜査を進めており、無政府主義グループが関与している可能性があるとした。

フランスで2024年に開催されたパリ五輪でも同様に鉄道網の混乱が起きており、警戒感が強まっている。イタリアの運輸省は声明で「前例のない深刻さ」と強調し、フランスの事例との類似性を指摘した。

今回の冬季五輪の競技は、ミラノやイタリア北東部のスキーリゾート地コルティナ・ダンペッツォで開催されており、ボローニャからは数百キロ離れている。

イタリアでは、警察権限の拡大や米移民・関税執行局(ICE)職員による五輪警備への関与に伴って緊張が高まっている。また大会期間中に重要インフラを狙ったサイバー攻撃への懸念も強まっている。

原題:Italy Blames Sabotage for Rail Delays on First Day of Olympics(抜粋)

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