(ブルームバーグ):ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻終結に向け、必要なすべての交渉を6月までに終えることを米国が提案していると明らかにした。
ゼレンスキー氏は6日遅くの記者会見で、「米国側は、今夏の初めまでに当事者が戦争を終結させることを提案している」と述べた。
「米国の国内問題が影響していることは理解しており、その重要性は今後さらに高まるだろう」とし、11月の米中間選挙が政権の主要な焦点になるとの見方を示した。
さらにゼレンスキー氏は、4年にわたるロシアの侵攻終結を目指す次回の和平協議について、エネルギー分野を対象とする新たな停戦案を背景に、約1週間後に開かれる可能性があると説明。「ウクライナ側の代表団はすでに招待を受け入れている」と話した。
同氏によると、米国はウクライナとロシアの双方に対し、「緊張緩和に向けた意思表示」としてエネルギー関連施設への攻撃を停止するよう改めて助言しており、ウクライナ側はこれを受け入れた。
次回の交渉では、停戦が成立した場合に前線をどのように管理・監視するかなど、複数の問題が協議される可能性があるとゼレンスキー氏は述べた。ウクライナ軍は技術的な詳細を把握しており、米国が監視を担うことで同意しているという。
一方で最も微妙な問題、主に東部地域の領土問題やザポリージャ原子力発電所の処遇については、依然として未解決のままだと改めて強調した。
「ウクライナは東部ドンバス地方に関する立場を改めて確認した。われわれの立場は変わらない」と語った。ロシアはウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州の支配を、交渉における重要な論点としている。ロシア軍は2014年から続く戦闘でも両州の完全掌握には至っていない。
原題:Zelenskiy Says US Looks for Deal Ending Russia’s War by June (1)(抜粋)
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