(ブルームバーグ):人工知能(AI)新興企業の米アンソロピックは、200億ドル(約3兆1300億円)超規模となり得る資金調達ラウンドの最終調整を進めており、早ければ9日の週にも完了する見通しだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
OpenAIの競合であるアンソロピックは、当初100億ドルの調達を目指していたが、投資家の需要が想定を上回ったこともあり、その2倍を超える資金を調達する方向に進んでいるという。企業価値は3500億ドルと評価されている。非公開情報であることを理由に関係者はいずれも匿名を条件に話した。
今回の資金調達ラウンドでは、コーチュー・マネジメント、シンガポール政府系ファンドのGIC、アイコニック・キャピタルがそれぞれ10億ドル超を出資する見通しだと、ブルームバーグ・ニュースは以前に報じていた。これに加え、戦略投資家であるエヌビディアとマイクロソフトから、最大150億ドルが投じられる可能性がある。
アンソロピックの前回評価額をほぼ倍増させる規模となり、同社が130億ドルを調達してからわずか5カ月後の実施となる。昨年夏に年間換算の売上高が90億ドルを超えた同社の急成長を背景に、投資家の熱狂が続いていることを示している。
ただ、この取引はまだ正式に完了しておらず、時期や具体的な条件が変更される可能性もある。関係者によると、OpenAIに出資しているアルティメーター・キャピタル・マネジメントとセコイア・キャピタルも、今回のラウンドに参加する見通しだ。ライトスピード・ベンチャー・パートナーズとメンロ・ベンチャーズも加わるという。
アンソロピックは今回の資金調達についてコメントを控えた。
原題:Anthropic to Close Over $20 Billion Funding as Soon as Next Week(抜粋)
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