(ブルームバーグ):米アップルがイスラエルのAI(人工知能)新興企業、Q.aiを買収した。Q.aiは、顔や表情の動きを分析して、声を出さなくても意思疎通を可能にする技術を開発している。
買収額は公表していない。英紙フィナンシャル・タイムズは評価額を約20億ドル(約3060億円)と報じた。今回の取引は、近年のアップルとしては数少ない大型の買収案件となる。
Q.aiは、約10年前にアップルが顔認証システム関連で買収した企業の創業者の一人、アビアド・マイゼルズ氏らが共同設立した。同社は、会話時の顔の筋肉の動きを分析し、実際に発声しなくても何を伝えようとしているのかを把握できる技術を手がけている。
Q.aiの技術はワイヤレスイヤホン「エアポッズ」やスマートグラスと組み合わせることで、口の動きだけでAIを操作する機能などへの活用が期待されている。
近年、イヤホンはAIを搭載したウェアラブル端末として存在感を高めており、OpenAIを含む複数の企業が主導権を争い、新製品や新機能の開発を進めている。
Q.aiのウェブサイトによると、同社にはグーグル・ベンチャーズ、スパーク・キャピタル、クライナー・パーキンスなど有力なベンチャーキャピタル(VC)が出資している。
原題:Apple Buys Israeli AI Startup That Interprets Facial Movements(抜粋)
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