(ブルームバーグ):26日の米金融市場で米大手保険会社の株価が急落した。米政府がメディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)の民間版プランへの支払いを来年にほぼ据え置く案を示し、投資家の大きな失望感を誘った。
ニューヨーク市場の引け後の時間外取引で、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループが一時10%安となり、CVSヘルスも一時12%下落。ヒューマナは15%下げた。
メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)の発表資料によると、「メディケア・アドバンテージ」の支払率は27年の上昇率が0.09%にとどまる。アナリストは最大6%の引き上げを見込んでいた。
CMSのオズ所長は発表文で、「メディケア・アドバンテージが利用者にとってより適切に機能するための支払い政策案だ」と述べた。
医療費上昇や政府からの資金が不十分とされる問題で利益が圧迫されている医療保険会社にとって、今回の改定は政府からの支払いがほとんど増えないことを意味する。ただ支払率は暫定で、今後数カ月で最終決定されるため、引き上げの余地は残されている。
支払率はユナイテッドヘルス、CVS、ヒューマナなど大手保険会社にとって極めて重要だ。メディケア・アドバンテージは、10年以上にわたり保険会社の成長をけん引してきた。ただ近年は収益性が低下。新たな支払規則で利益が減少し、株価が急落した企業も複数ある。
支払いが増えれば医療費を賄う一助となり、高齢者向け給付の充実や利益拡大につながる一方、増加幅が小さければ利益率が圧迫される。
原題:Insurers Sink on US Plan to Keep Medicare Payment Rates Flat (2)、Insurers Sink on US Plan to Keep Medicare Payment Rates Flat (3)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.