(ブルームバーグ):卸電力のオンライン取引所を運営するenechain(エネチェイン、東京都港区)が、事業拡大に向けて50億5000万円を調達したことが、事情に詳しい関係者への取材で分かった。
詳細が公表されていないため匿名を条件に語った関係者によると、今回の資金調達には投資会社の米ソロス・キャピタル・マネジメントを含む複数の投資家が参加した。日米のスタートアップに投資するコアラインベンチャーズも新しく加わったという。
調達した資金は、発電事業者や電力小売業者など向けの取引プラットフォーム「eSquare Live」の開発・改良に充てる。エネルギー関連企業の買収(M&A)も視野に入れている。
エネチェインはコメントを控えた。ソロス・キャピタルとコアラインからはコメントを得られていない。
日本の電力市場は2016年の全面自由化以降、国内外の企業から注目を集めている。異常気象や原子力発電の再稼働を巡る不透明感、再生可能エネルギーの導入拡大といった要因は市場の価格変動を高め、収益機会を生んでいる。
エネチェインは19年設立。24年には、日本気候取引所(JCEX)を通じて、世界最大の環境価値スポット取引所を運営する米エクスパンシブと提携した。また、三井住友フィナンシャルグループとは合弁会社を設立し、電力事業者向けに燃料価格変動リスクのヘッジ機会を提供している。
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