米複合企業バークシャー・ハサウェイのグレッグ・アベル経営最高責任者(CEO)が、前任のウォーレン・バフェット氏の「数少ない失策」から手を引く決断を就任からわずか3週間で行った。

バークシャーが、保有する米食品大手クラフト・ハインツの株式28%の売却を模索していることが分かった。クラフト・ハインツは現在、会社を2社に分割する計画を進めている。

クラフト・ハインツが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で明らかになった。株式売却の可能性を受けて、クラフト・ハインツ株は5.7%下落して終えた。

クラフト・ハインツは2015年、旧クラフトフーズと旧ハインツが合併して誕生した。460億ドル規模のこの合併は、投資会社3Gキャピタルとバークシャーが主導した案件だった。だが、その後、インフレ率の上昇や健康志向の台頭などの影響で売り上げが伸び悩み、再び2社に分割する経営改革案を発表した。

バフェット氏は昨年、食品大手2社による大型統合が想定通りに進まなかったと認めたうえで、分社化に踏み切ることに失望感を示していた。

バークシャーは昨年、クラフト・ハインツへの投資を巡って、38億ドル(約6000億円)の減損損失を計上。これにより、同社への投資による損失は累計で84億ドルに達した。

原題:Berkshire’s Abel to Cut Kraft Heinz Losses in Post-Buffett Era(抜粋)

--取材協力:Jennifer Surane、Janet Freund.

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