(ブルームバーグ):トランプ米大統領は20日、移民・関税執行局(ICE)職員は時に過ちを犯すと述べた。一方、全米各地で緊張を招いている移民取り締まりについては、おおむね擁護した。
事前の予告なくホワイトハウスの記者会見室に姿を見せたトランプ氏は、「彼らは間違うことがある。時にはICEが誰かに対して手荒になりすぎることもある。荒っぽい人たちを相手にしている以上、ミスをすることもある。そういうことはあり得る」と語った。
送還を柱とするトランプ政権の移民政策に反発が強まっている。ミネソタ州ミネアポリスでは取り締まり強化に抗議する住民と当局者の路上での対立がここ数日、激化している。事情に詳しい関係者によると、司法省は連邦政府の活動を妨害する共謀の有無を巡る調査で、同州高官らに召喚状を出した。
トランプ氏はこの日、国土安全保障省とICEに対し、「暴力的な犯罪者の数、名前、顔を示せ。今すぐだ」と強く求め、政権によるメッセージ発信のあり方に不満を示していた。
世論調査ではトランプ氏の強硬な移民政策に対する支持が低下している。
18日に公表されたCBSニュースとユーガブの共同世論調査によると、ICEによる拘束は厳しすぎるとの回答が6割を超え、昨年11月から5ポイント増えた。ICEは地域社会をより危険にしているとの見方は5割強に達した。また回答者の56%は、政権が送還の対象として危険な犯罪者でない人たちを優先しているとみている。
原題:Trump Says ICE Makes ‘Mistakes’ as Backlash to Tactics Grows (1)(抜粋)
--取材協力:Miranda Davis、Chris Strohm.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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