米政府は、2021年の米軍撤退に伴い国外へ逃れたアフガニスタン人を支援するためカタールに設置した施設を閉鎖し、避難民を移動させる計画だ。この決定に米議会の民主党議員や非政府組織(NGO)から強い反発の声が上がっている。

米国務省報道官によると、トランプ政権は「キャンプ・アズ・サイリヤ」を今年3月末までに閉鎖する方針で、9月末までに同施設を完全に解体する計画だ。

同報道官はまた、避難民をアフガンに送り返す計画はないと指摘。今回の決定は、滞在者が第三国で新たな生活を始めるための措置であると同時に、米国民の安全を守るためだと説明した。移動先の国名には言及しなかった。

今回の方針は、移民取り締まりを強化する、トランプ政権の新たな措置で、既に米国に移住したか移住を希望するアフガン人を事実上、標的としたものだ。こうした動きは、かつての米軍協力者で、バイデン前政権下で定住したアフガン人が、25年11月に州兵2人を銃撃した事件をきっかけに加速している。

下院外交委員会の民主党トップ、ミークス議員は14日の声明で、「米国の協力者たちが米国に安全に移住するために残されたあらゆる道を断つ、トランプ政権による新たな無謀な措置だ」と批判した。

アフガンで米軍の活動を支援した協力者や難民を支援する団体「アフガン・エバック」によると、同施設には約1100人が滞在。このうち約800人は難民と認定され、米国への入国許可を得ているという。

原題:US to Close Camp That Housed Afghans Who Fled Their Country (1)(抜粋)

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