(ブルームバーグ):米銀シティグループのマーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は、トランプ米大統領が掲げる住宅購入の負担軽減策には協力する意向を示す一方、クレジットカード金利に上限を設ける提案については支持できないとの考えを述べた。
メイソン氏は14日、2025年10-12月(第4四半期)決算発表後の記者団との電話会見で、「上限設定は経済の著しい減速につながる可能性が高い」と述べた。さらに同氏はアフォーダビリティー(手頃さ)は重要であり、シティとしても政権と連携したいとしたうえで、「率直に言って、金利の上限設定は、当行が支持する、あるいは支持できるものではない」とも述べた。
トランプ米大統領は9日、クレジットカード金利の上限を1年間、10%に設定するよう求めると表明した。1月20日付で実施されるとした。
銀行業界団体は、金利を10%に制限すれば、一部の顧客、特に信用力が芳しくないサブプライム基準の顧客への信用供与が縮小する恐れがあると指摘している。
メイソン氏は、「このような上限は最終的に、市場で最も信用を必要としている人への供与を抑制する、言い換えれば制限することになる」と述べ、「消費者にとって予期せぬ影響が生じ、他のセクターや産業への派生的な影響も出かねない。結果として、経済の著しい減速を招く可能性が高い」と語った。
シティグループは、クレジットカードの最大手発行会社の一つで、自社ブランドカード部門の第4四半期の収入は前年同期比5%増の29億5000万ドル(約4700億円)だった。
原題:Citi Warns of Possible Economic Slowdown From Trump Card Cap (1)
(抜粋)
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