(ブルームバーグ):ビットコインはアジア時間14日、2カ月ぶりの高値を付けた。地政学的な不確実性が高まる中で投資妙味が増し、1月に入って慎重ながらも上昇基調が続いている。
シンガポール時間14日午前にビットコインは一時2.4%上昇し9万6348ドルと、日中ベースで昨年11月16日以来の高値となった。イーサも一時5.1%上げた。
ビットコインは昨年末、株式や貴金属の上昇にもほとんど反応せずに小動きで推移し、年初来では6%超の下落となった。ただ、1月には上振れの兆しを示しており、投資家の間では、他の資産クラスに対して相対的に上昇余地があるとの見方が出ている。
アークティック・デジタルの調査責任者、ジャスティン・ダネサン氏は、「中期的には、金に追いつくという見方から、投資家はビットコインへの配分を増やす可能性があると考えている。ほかのリスクオン資産も非常に好調だ」と述べた。
同氏は、13日に発表された米消費者物価指数(CPI)統計で、昨年12月のコア指数の伸びが予想を下回ったことがビットコインの追い風になっていると指摘。大陪審への召喚状が送達された米連邦準備制度理事会(FRB)を巡る緊張も背景にあるとした。FRBを巡る一連の動きは、米ドルよりも「安全資産やハードアセットの価値」を際立たせていると、ダネサン氏は説明した。
クロノス・リサーチのビンセント・リュー最高投資責任者(CIO)は別の要因として、ビットコインのデリバティブ市場で「急激なショートスクイーズ」が起きていると指摘した。コイングラスのデータによると、過去24時間でビットコインのショートポジション約2億7000万ドル(約430億円)分が清算された。暗号資産全体では、約6億ドルのショートポジションが消失した。
ファルコンXのグローバル市場共同責任者、ジョシュア・リム氏は、総じて現在のマクロ環境はビットコインへの追い風になるとトレーダーはみていると述べた。
原題:Bitcoin Climbs to Two-Month High of $96,000 on Macro Tailwinds(抜粋)
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