日本取引所グループは山道裕己COO=最高執行責任者が来年4月1日付でCEO=最高経営責任者に昇格する人事を発表しました。

新たに日本取引所グループのCEOとなるのは、現在グループ傘下の東京証券取引所の社長も務めている山道裕己COOです。清田瞭CEOは、退任します。

山道氏は、野村証券出身で2013年に大阪取引所で社長に就任。2021年からは東京証券取引所の社長を務め、今年4月の市場再編などを主導しました。

山道裕己COOは会見で、透明性や信頼性の高いマーケット運営や投資家や企業にとって魅力的な市場を提供することが自分のミッションであると話し、「JPXは来年1月でちょうど10年になる。次の10年に向けて全力で取り組む」と意気込みを語りました。

また、山道氏の後任の東京証券取引所の社長には、大阪取引所の岩永守幸社長が就任します。