ツイッターは15日、最高経営責任者のイーロン・マスクCEOを取材するニューヨーク・タイムズなど大手メディアの記者らのアカウントを停止しました。

アメリカメディアによりますと、アカウントが停止されたのは、ニューヨーク・タイムズやCNNなどの複数の記者です。

マスク氏は14日、自身のプライベートジェットを追跡するアカウントを停止し、位置情報に関する規約を追加しましたが、記者らは、このアカウントに関する記事を書くなどしていたということです。

マスク氏は15日、「他人の個人情報をさらす行為に関するルールは、記者にも同様に適用される」などと投稿したほか、「私を一日中、批判することは構わないが、私のリアルタイムの位置情報を公開し、家族を危険にさらすことは許さない」と強調しています。

一方、今回の決定をめぐっては理由が明確ではないとの批判も出ていて、ニューヨーク・タイムズは「アカウント停止は疑問であり、残念だ」としているほか、CNNは記事の中で「マスク氏がツイッター上で一方的な権限を行使しようとする試みだ」と指摘しました。