MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、海外事業の管理部門を持ち株会社である同社に集約する。海外で投資先が広がる中、管理体制を再構築することで収益力やリスク管理の強化につなげる。

船曳真一郎社長がブルームバーグとのインタビューで述べた。世界各地域からの多国籍人材で構成する「インターナショナル・エグゼクティブ・コミッティ」を2026年度にも発足させる。海外事業の運営方針などを議論し、資本の割り当てや戦略策定、リスク管理などを持ち株会社が主導する体制を整える。

船曳社長は、海外投資先個社からの利益を重視するのではなく「それぞれ主要な地域で投資先を持つことによるシナジーを出すための経営管理体制に移行する」と説明した。コミッティでの議論は経営会議、取締役会に報告する体制とする。

27年4月に傘下の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が合併する予定。新体制の下では持ち株会社を中心としたグループ経営を強化する方針で、海外事業の管理についても一元化する。外国籍人材の登用を増やし、グローバル本社としての機能を強化する。

MS&ADの前期(25年3月期)のグループ修正利益は政策保有株式の売却も寄与し、7317億円と過去最高となった。30年度には政策株の売却益なしでも同水準となる7000億円超を想定している。そのうち海外事業が4000億円超と過半を占める。25年3月に米損保WRバークレーの株式15%を約5650億円で取得すると発表したほか、同11月には米資産運用会社ベアリングス社の株式18%を約2200億円で取得すると開示した。

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