アメリカ・メリーランド州の連邦地裁は「手違い」でエルサルバドルに強制送還され、その後、アメリカで再び当局に拘束された移民男性について、収容施設から釈放するよう命じました。

アメリカ政府の「手違い」で3月にギャング組織の一員としてエルサルバドルに強制送還された移民男性は、6月にアメリカに戻されましたが、その後、移民当局に再び拘束されました。

この男性について、メリーランド州の連邦地裁は11日、「拘束する法的根拠がない」として、国土安全保障省などに対し、ただちに釈放するよう命じました。

これに対し、ホワイトハウスのレビット報道官は「男性は不法滞在者であり、過去に人身売買に関わった証拠がある」などとして、控訴する方針を示しました。

男性は無罪を主張していますが、移民当局は男性を東アフリカのウガンダに移送する手続きを進めています。