億万長者のサッカー選手クリスティアーノ・ロナウド氏は5日、米人工知能(AI)スタートアップ、パープレキシティAIの株式を取得したと発表した。ポルトガルのスター選手ロナウドの投資の中で、最も注目度の高い案件だ。

発表によると、パープレキシティAIは、ロナウド氏とグローバルスポンサー契約を締結し、同社の検索エンジン上にファン向けインタラクティブハブを開設した。ロナウド氏の株式保有割合や財務条件は明らかにされなかった。

2022年に設立されたパープレキシティAIはAI検索で台頭し、グーグルの対抗馬となる可能性があるとして注目されている。AI検索の代替需要が急増する中、同社は9月の資金調達ラウンドで200億ドル(約3兆1000億円)の評価額を得て、企業向けツール、有料サブスクリプション、国際的な事業展開を拡大している。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、現在サウジアラビアを拠点とするロナウド氏の純資産は約14億ドル。これまで同氏は主に母国ポルトガルに投資し、2024年のリスボン・ラケットセンター買収をはじめ、ホテルチェーン、ジム、メディアグループなど小規模事業に注力してきた。

ロナウド氏は数週間前、ワシントンでトランプ米大統領と会談した。トランプ氏が会談の動画をソーシャルメディアに投稿し、広く話題となった。両者は会談の詳細を明らかにしなかったが、両氏の商業的・宣伝的な提携の可能性について、ネット上で臆測を呼んだ。

原題:Cristiano Ronaldo Invests in Perplexity AI, Enters Partnership(抜粋)

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