米バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ロンドン金融街が他の国際金融センターに遅れを取らないよう、英国の規制は海外企業にとって魅力的であり続ける必要があると語った。

モイニハン氏は「英国外の企業にとって最高の事業拠点となれば、企業は自ずと集まるというのが、私たちからの助言だ」と述べた。同氏は、この点を誤れば、英国は次の投資の波を取り逃すリスクがあるとして、「既存の企業が去るわけではない。問題は、次の50万人がどこへ向かうかだ」と強調した。

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英国のリーブス財務相は11月26日に発表した予算案で、銀行への増税を見送った。モイニハン氏は、多国籍企業にとって、ロンドンは法の支配や優秀な人材を引きつける魅力があり、引き続き「大きな可能性」があると語った。ただ、「もし規制を厳しくすれば、人々は別の判断をし始める」とも警告した。

原題:BofA CEO Sees City of London Upside If Regulatory Balance Right(抜粋)

--取材協力:Katherine Doherty.

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