先週の米新規失業保険申請件数は予想外に減少し、約3年ぶりの低水準となった。レイオフの発表が相次ぐ中でも、雇用主は総じて労働力を減らしていないことが示唆された。

週ごとの変動をならした新規申請件数の4週移動平均は、先週に21万4750件に減少し、1月以来の低水準となった。

数カ月前から多くの企業が雇用を抑制しており、HPやフェデックスといった大手企業の一部は人員削減を発表している。しかしながら実際のレイオフは限定的だったことが今回のデータで示され、労働市場の急速な悪化に対する懸念は和らぎそうだ。

Photographer: 米労働省

継続受給者数は減少したものの、なお2021年以来の高水準に近い。労働市場では雇用と解雇の両方が低い水準にあり、失業保険の新規申請を抑制すると同時に、失業中の労働者が新たな職に就くのを難しくしている。

3日にADPリサーチ・インスティテュートが発表した11月の民間雇用者数は、小規模事業者による解雇が影響し、約2年ぶりの大幅減少だった。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)は3会合連続となる利下げの是非を検討するにあたり、この統計と今回の失業保険データを参考にするとみられる。

これに先立ち米民間再就職会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスがこの日発表した11月の米解雇者数は、前月から減少した。しかし11月の数字としては依然3年ぶりの高い数字となった。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Jobless Claims Fell to Three-Year Low Over Thanksgiving (3)(抜粋)

(統計の詳細を加えて更新します)

--取材協力:Jarrell Dillard.

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