アフガニスタンの首都カブールで武装集団が外国人らの滞在するホテルを襲撃した事件で、過激派組織「イスラム国」は犯行声明の中で、中国人を狙って行ったものだと明らかにしました。
AP通信によりますと、12日、カブールにある外国人が多く滞在するホテルが襲撃され、その後、過激派組織の「イスラム国」が犯行声明を出しています。
この声明の中で、「イスラム国」は「ホテルは中国の外交官がよく利用し、“共産主義者・中国”が所有しているため標的にした」として、おもに中国人を狙った犯行だと明らかにしました。
一方、今回の事件について、中国外務省の汪文斌報道官は13日の記者会見で「あらゆるテロに反対し、事件を強く非難する」と述べたうえで、中国人5人がけがをしたと明らかにしました。
また、現地の大使館を通じてタリバン暫定政権側に対し、事件の徹底的な調査と法に基づく実行犯の処罰などを求め、厳正な申し入れを行ったということです。

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