インドと中国が領有権を主張する国境地帯で両国の軍が衝突、双方にけが人が出ました。
インドメディアによりますと、北東部アルナチャルプラデシュ州のインドと中国が領有権を主張する国境地帯で9日、両国の軍が衝突しました。
すでに双方とも現場から離れているということですが、この衝突でインド側に少なくとも6人、中国側に十数人のけが人が出ているということです。
インド側は「300人以上の中国軍兵士が侵入しようとしてきたところを阻止した」と主張、シン国防相は「力による一方的な現状変更」の試みだと非難し、「インド軍は領土保全を全力で守る決意であり、それに対するいかなる企ても阻止し続ける」とコメントしています。
2年前には別の係争地で起きた衝突で双方の兵士に死者が出るなど国境地帯での緊張は続いていますが、今回について中国外務省の報道官は13日、おおむね状況は安定し、両国は外交・軍事ルートを通じ意思疎通しているとの認識を示しています。

ロシアの「日本センター」閉鎖の方針決める 日本政府 日ロ関係悪化で活動困難に