ウクライナ情勢です。ロシアとの戦闘が続く中、ウクライナは寒さで地面が凍結するのを利用し、攻勢を強める考えです。
ウクライナ南部ヘルソン州。州知事によりますと、12日、ロシア軍による砲撃があり、1人が死亡、3人が負傷しました。ウクライナ側の反撃の動きも出ています。
ロシアが一方的に併合を宣言したザポリージャ州は…
ザポリージャ州 メリトポリの市長
「週末は、ロシア側にとって地獄の日々となっただろう」
州の多くの地域は、ロシア側に占領されているとみられますが、地元メリトポリ市長によると、ウクライナ軍の攻撃で付近のレーダー基地などロシア軍の重要な施設が破壊され、数十人の兵士が死亡したということです。
また、アメリカ政府高官によると、東部ドネツク州の要衝バフムトをめぐっては、ロシア軍とウクライナ軍の間で激しい攻防が続いているということです。
そして、ウクライナの国防相は…
ウクライナ レズニコフ国防相
「ウクライナ軍が止まることはない。地面が固まるのを利用して、反撃を続けていきます」
このところ、雨が続き、地面がぬかるみ、“双方にとって攻撃が難しい状況だった”としたうえで、今後、気温が下がり、地面が凍結するのを利用して攻勢を強めたい考えです。ただ、ゼレンスキー大統領は…
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシアはテロ行為をやめていないと理解しておくべきだ」
一方、ロシアのプーチン大統領が年末恒例の大記者会見を今年、見送ることが明らかになりました。過去10年で初めての事態です。
ウクライナ侵攻が続く中、海外のメディアなどからの厳しい質問を避ける狙いもあるとみられます。

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