「ゼロコロナ」政策が大きく緩和された中国ですが、医療廃棄物の不法投棄問題や、「うわさ」からある「食べ物」が売り切れになる現象も起きています。
「これはPCR検査キットでしょう」
インターネット上で拡散した映像。検査キットや防護服などの医療廃棄物で、不法投棄とされます。大規模な無料PCR検査が各地で行われなくなるなか起きた問題でしたが、映像が出回るとすぐに回収されたということです。
一方、発熱外来の受診が急増した北京市。受診した患者は11日だけで1週間前の16倍にあたる2万2000人にのぼっています。政府の発表では同じ日の北京の新規感染者は1600人あまりとなっていて、市民の間ではこんな現象も。
記者
「ここには桃の缶詰があったということなんですが、売り切れてしまっています」
中国メディアは桃の缶詰を食べると病が治るという俗説が東北部にあり、これが症状を和らげるという「うわさ」になったと伝えるとともに、「そうした効能はない」と呼びかけています。
一方、中国政府の専門家チームを率いる著名な医師は「オミクロン株で肺炎になるのはまれで、99%の患者は1週間ほどで回復する」と説明、国を挙げて国民の不安解消に躍起です。

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