米アマゾン・ドット・コムは、米政府機関向けに人工知能(AI)および高性能コンピューティングサービスを拡充するため、最大500億ドル(約7兆8400億円)を投資する計画を明らかにした。

クラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は24日のブログ投稿で、連邦政府機関向けに設計されたデータセンター群を拡張し、最終的に1.3ギガワット相当の新たな処理能力を確保する計画を発表した。来年着工する予定。

世界最大のクラウドサービス事業者であるAWSは、データの取り扱いや商用プロジェクトとの分離、従業員の国籍など、厳格なセキュリティー基準を満たす専用施設を通じて米政府機関にサービスを提供している。AWSはアマゾン独自のAIツール群に加え、提携先アンソロピックのAIツールや、エヌビディア製および自社開発のチップを政府機関向けに提供する見通しだ。

AWSによると、同社は現在1万1000を超える政府機関を支援している。また、ブルームバーグの24日の報道によれば、同社は世界で900カ所を超えるデータセンターからサービスを提供している。

原題:Amazon to Spend $50 Billion to Expand AI Services to US Agencies(抜粋)

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