(ブルームバーグ):ブロードウェイの人気ミュージカルを映画化した2部作の後編「ウィキッド 永遠の約束」(邦題)が、米国で公開された週末に1億4700万ドル(約231億円)の興行収入を記録した。ここ数カ月低迷していた映画界で久々の大ヒットとなった。
米コムキャスト傘下ユニバーサル・ピクチャーズが手がけた同作品は、公開直後の週末興行成績としては、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下の映画スタジオが今年4月に公開した「マインクラフト/ザ・ムービー」に次ぐ今年2位。ユニバーサル作品では過去10年で最高の滑り出しとなった。
業界調査会社ボックスオフィス・プロは、少なくとも1億4500万ドルの興行収入を見込んでいた。
ウィキッドは1939年の名作「オズの魔法使」の前日譚(たん)。昨年公開された「ウィキッド ふたりの魔女」の続編となる本作では、アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォが善良な魔女グリンダと邪悪な魔女エルファバをそれぞれ再演し、オズの国で複雑に絡み合う友情を描く。ジョン・M・チュウ監督が前作に続いてメガホンを取った。

調査会社コムスコアによると、年初来の北米興収は前年同期比3.2%増にとどまっている。7月以降、1億ドルを超えるオープニング成績を記録した作品はなかったという。
原題:‘Wicked’ Sequel’s $147 Million Debut Is Relief for Cinemas (1)(抜粋)
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