(ブルームバーグ):ドイツ銀行は、ドイツやイタリア、英国、中東、アジアでのウェルスマネジメント事業拡大に向け、最大250人のバンカーを新たに採用する計画だ。
新規採用の大半は来年から勤務を開始する見通しだと、同行のプライベートバンク部門責任者クラウディオ・デサンクティス氏は17日に開かれた投資家向け説明会で明らかにした。ドイツ銀行は今後3年間で、ウェルスマネジメント事業の人材とテクノロジー分野に総額約3億ユーロ(約540億円)を投資する計画だ。
同行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)が同日、向こう3年間の経営戦略を発表。主要な収益目標を引き上げるとともに、株主還元の拡大も表明した。
収入の伸びは年率5%超とやや鈍化する見通しだが、2028年までに有形自己資本利益率(ROTE)を13%以上に引き上げ、来年から利益の60%を株主に還元する方針だ。
デサンクティス氏はウェルスマネジメント事業の収益を、リテール銀行を含むプライベートバンキング全体の年5-6%の伸びを上回るペースで拡大することを目指すと述べた。
原題:Deutsche Bank Plans to Hire 250 Wealth Managers in Growth Push(抜粋)
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