政府はけさ、関係閣僚会議を開き、クマ被害の対策パッケージを取りまとめました。緊急策として、自衛隊や警察OBなどへ協力を要請するとしています。
高市総理
「本日、木原官房長官を議長とする関係閣僚会議で、クマ被害対策パッケージ、取りまとめたところです」
きょう、政府が取りまとめた対策パッケージでは、緊急・短期・中期の3段階で対策を整理しています。
緊急的な対応では、既に着手している警察によるライフル銃を使用したクマの駆除などに加え、▼自衛隊や警察OBなどに協力を要請し、駆除にあたる人材の確保を進めるとしています。
また、短期的な取り組みでは、▼ガバメントハンターと呼ばれる狩猟免許を持つ自治体職員の人件費や機材などを支援するとした他、▼クマを引き寄せる柿の木などの管理や、▼電気柵による防護の強化を図るなどとしています。
さらに中期的に取り組むこととして、▼クマの個体数の管理を強化し、人の生活圏からの排除に向けたガイドラインの改定などをおこなうとしています。
高市総理
「クマの被害に苦しむ多くの地域で、春季の捕獲事業を含む被害防止対策を着実に実施できるように、必要な支援を拡充してまいります」
政府は、これらの対策に必要な費用を交付金などにより、速やかな支援を実施するとしています。
また、木原官房長官は関係閣僚に対し、地域ごとのクマの捕獲目標数を設定し、そのために必要な▼ガバメントハンターの配置や、▼箱わななど、資機材の確保の見込みを明記した「クマ対策ロードマップ」を年度内に策定するように指示しました。
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