カナダで開かれたG7=主要7か国の外相会合が閉幕し、ロシアによる侵攻が続くウクライナを支持し、対ロ制裁の強化を検討するとした共同声明が採択されました。

G7の外相は共同声明で、ウクライナへの揺るぎない支持を再確認し、ロシアによるエネルギー施設への直接攻撃を強く非難しました。

また、G7はロシアに対する経済的圧力を強めていて、「ロシアに資金援助する国や団体への措置を検討している」と表明しました。

茂木敏充 外務大臣
「(ウクライナの)即時停戦の重要性を確認し、公正かつ永続的な和平を実現すべくG7として連携していくことを確認いたしました。私からは、日本はウクライナと共にあるとの我が国の立場を改めて表明しました」

会合の後、茂木外務大臣は記者団にこのように述べ、「各国と連携して引き続き、ウクライナ支援と対ロ制裁に取り組んでいきたい」と強調しました。

日本による対ロ制裁をめぐっては、11日にロシア外務省が「報復の一環」として、大学教授やメディアの記者ら日本人30人を入国禁止にすると発表し、日本側は抗議しています。