高市総理の台湾有事に関する答弁に中国の総領事が「汚い首は斬ってやる」などとSNSに投稿したことについて、茂木外務大臣は中国側に適切な対応を取るよう強く求めていると明らかにしました。
高市総理が台湾有事をめぐり「存立危機事態になり得る」と答弁したことに対し、中国の薛剣駐大阪総領事は8日、「その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」などと自身のXに投稿しました。
これについて、カナダを訪問中の茂木外務大臣は、記者団に対し「在外公館の長の発信として極めて不適切だ」と述べた上で、「中国側に厳しく抗議し、適切な対応を強く求めている」と強調しました。
茂木敏充 外務大臣
「日中関係の大きな方向性に影響が出ないように、中国側に対して引き続き適切な対応を中国側が取るように強く求めているところであります」
一方、薛剣氏について、外交官の受け入れ国が理由を告げることなく滞在を拒否することができる「ペルソナ・ノン・グラータ」に指定するかは明言を避けました。
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