高市総理は衆議院・予算委員会で議員定数の削減を争点に解散することは「考えにくい」と発言しました。

自民党と日本維新の会は衆議院議員の定数を一割を目標に削減するため臨時国会で議員立法案を提出し、成立を目指すことで合意していますが、維新の藤田共同代表は8日、出演したテレビ番組で"法案の成立が困難になった場合、高市総理は衆議院の解散を選択肢とすべきだ"との認識を示しました。

これを受け、立憲民主党の今井雅人衆院議員は10日、衆議院・予算委員会で、高市総理に「議員定数の削減」を争点とした衆議院の解散について、質しました。

立憲・今井雅人衆院議員
「定数削減って総裁選の時おっしゃってましたか?解散したらいいって藤田さんおっしゃるのちょっと私はおかしいと思いますけどいかがですか?」

高市総理
「ちょっと藤田代表がおっしゃったことについて私直接耳にしてはおりませんけれども、少なくとも議員定数の議員立法を争点に解散するということは普通考えにくいんじゃないでしょうか」

高市総理はこのように話し、議員定数の削減を争点とした解散については否定しました。