マレーシア沖の海上で、ミャンマーのイスラム系少数民族「ロヒンギャ」などおよそ100人が乗っていたとみられる船が転覆、少なくとも7人が死亡したほか行方不明者が多数出ています。

マレーシアの国営メディアによりますと、北部ランカウイ島沖で船が転覆、9日までに13人の不法移民が当局によって救助され、7人の死亡が確認されました。船は、ミャンマーで長年迫害を受けているイスラム系少数民族「ロヒンギャ」などおよそ100人を乗せていたとみられますが、多くが行方不明になっているということです。

ミャンマーでは2021年に起きた軍事クーデター以降、船で他国へ逃れるロヒンギャが増加。今年5月にはロヒンギャ難民を乗せた船2隻が転覆するなどして、400人以上が死亡したと推定されています。