日本の民間企業が開発した月面着陸船が日本時間のきょう夕方、月へと打ち上げられます。月への着陸が成功すれば、民間としては世界初となり、歴史的な快挙となります。

日本の宇宙ベンチャー企業ispaceが開発した月面着陸船の打ち上げは、先月30日に予定されていましたが、打ち上げに使われるアメリカ・スペースX社のロケットに追加の点検作業が発生したため、延期されていました。

打ち上げは日本時間のきょう午後4時38分に改めて設定されていて、現在のところ、予定通り打ち上げが行われる見通しです。

着陸船には▼JAXA=宇宙航空研究開発機構が民間企業とともに開発した小型の月面探査ロボットや、▼UAE=アラブ首長国連邦の月面探査機などが搭載されます。

打ち上げられた後は東京・日本橋にある地上管制室から着陸船を制御し、来年4月に月への着陸を試みる予定です。

着陸が成功すれば、民間では世界初となり、宇宙空間での民間ビジネスへ新たな扉を開くことになります。