アメリカのトランプ大統領がEU=ヨーロッパ連合に対して、中国とインドに最大100%の関税を課すよう要請したと報道されました。ウクライナ侵攻を続けるロシアへの圧力を強める狙いだとされています。

イギリスのフィナンシャル・タイムズは9日、トランプ大統領がEUに対し、中国とインドからの輸入品に最大で100%の関税を課すよう要請したと報じました。

トランプ氏がワシントンで9日に行われたアメリカとEUの高官らによる協議に電話で参加し、要請したとしています。

ウクライナ侵攻を続けるロシアから石油を購入し、経済的な支えになっている中国やインドに対して関税を課すことで間接的にロシアに打撃を与える狙いです。

アメリカはインドがロシアから石油を購入していることを理由に50%の関税を課していますが、今のところ中国に対してはそうした関税は発動していません。