(ブルームバーグ):米半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズは、販売の減速と貿易摩擦への対応として、従業員を世界全体で4%削減する計画を明らかにした。
当局に23日提出した書類で、同社は人員削減について、「より競争力と生産性の高い組織に再構築する」ためだと説明した。7月末時点の従業員数は3万6100人で、削減対象は1400人超となる見通し。
アプライドは今月、米国の対中輸出規制の適用拡大により、2026年10月期で通期売上高が6億ドル(約915億円)減るとの見通しを明らかにしていた。米政府は中国の国内半導体供給網の発展を抑制する取り組みを進めており、アプライドなど半導体製造装置メーカーは中国顧客への供給・サポート能力を制限する厳しい規制に直面している。
今回の人員削減に関連する費用は1億6000万-1億8000万ドルに上る見込みで、大半は退職金や一時的な解雇給付によるもの。これらの費用の多くを8-10月(第4四半期)に計上し、削減計画は来年度の第1四半期となる11月-26年1月に完了する予定。
原題:Applied Materials to Cut 4% of Global Staff After Sales Slow(抜粋)
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