(ブルームバーグ):米クレジットカード会社アメリカン・エキスプレス(アメックス)の7-9月(第3四半期)決算は、利益が市場予想を上回った。同社は9月、プラチナカードの刷新について明らかにした。
アメックスが発行するクレジットカードなどを使った取引額は4210億ドル(約63兆3000億円)。アナリスト予想は4152億ドルだった。

スティーブ・スクエリ最高経営責任者(CEO)は17日の発表文で、刷新後のプラチナカードに対する初期需要は会社予想を上回り、米国内で獲得した新規顧客数は刷新前の2倍になったと説明した。
スクエリ氏はインタビューで、「カード刷新後としては過去最も好調な滑り出しだ」とし、「現時点でのエンゲージメントはわれわれの予想を超えている」と付け加えた。
連結ベースの費用は133億ドルに増加し、アナリスト予想(130億3000万ドル)をやや上回った。アメックスはこの増加について、旅行・ライフスタイル関連の特典に関した顧客エンゲージメント費用の増加に起因すると説明。スクエリ氏は、費用の増加率は利益の伸び率よりも小さいを指摘した。
アメックスはまた、通期予想の下限を上方修正。収入については9-10%増、利益は1株当たり15.20-15.50ドルとの見通しを示した。従来予想は収入が8-10%増、利益は1株当たり15-15.50ドルだった。
原題:Amex Earnings Top Estimates as Platinum Card Demand Surges(抜粋)
--取材協力:Caroline Hyde.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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