東部で激しい攻防が続いていたウクライナでは5日、全土でロシア軍によるミサイル攻撃があり、少なくとも2人が死亡しました。
ウクライナ大統領府は5日、首都キーウをはじめ、全土にロシアによるミサイル攻撃があったと明かしました。南部ザポリージャ州では住宅が被害に遭い、2人が死亡したとしています。
ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで、「ほとんどのミサイルを撃墜した」と述べ、ウクライナ空軍もロシア軍が発射した70発のミサイルのうち60発以上を撃墜したと発表し、防空システムの有効性を強調しました。
プーチン大統領
「修復工事では何人働いていたのか?」
フスヌリン副首相
「500人で24時間体制です」
こうしたなか、プーチン大統領は5日、一方的に併合したウクライナ南部クリミアとロシア本土を結ぶクリミア橋を訪れ、自ら車を運転して渡りました。クリミア橋では今年10月に大規模な爆発があり、橋の一部が崩れましたが、プーチン氏が訪れることで橋の復旧をアピールする狙いがうかがえます。
ロシアは爆発を「ウクライナ側によるテロ行為」だと主張。報復としてウクライナ各地のエネルギー施設などへのミサイル攻撃を続けています。

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