ゼロコロナ政策により、大学の封鎖が続く中国・湖北省の大学生たちが、実家に帰省する権利などを求め訴えました。

「情報を公開しろ!」

中国のインターネットに投稿された湖北省武漢市の武漢大学の映像です。

学生たちが大学側に訴えているのは、実家に帰省する権利やオンライン授業を受ける権利などです。

ゼロコロナ政策により、武漢大学では、キャンパス内の寮で生活する学生と外部との接触を断つ封鎖措置が取られ、対面授業を続けていましたが、感染者の増加傾向が続いているため、一度、大学内で感染者が出れば、感染拡大を引き起こす可能性が高いという危機感から学生たちが行動を起こしたということです。

その後、学生たちの訴えは認められたということです。

北京にある清華大学など同様の封鎖措置が取られていた中国の大学では、外に出られない不満を解消するために学生を実家に帰す動きがありますが、これは、抗議デモの再発防止の狙いもあるとみられます。