違法サプリをめぐって警察の捜査を受けていた新浪剛史氏が、経済同友会の代表幹事を辞任しました。新浪氏は先ほど会見を行い、辞任に至った経緯を説明しています。
経済同友会 新浪剛史氏
「私は自ら辞任をすることを決め、理事会でご報告をさせていただきました。自分自身はどう処したらいいかなとずっと考えておりました」
新浪氏は海外から大麻由来の成分が含まれた「サプリメント」を入手した疑いで警察の捜査を受け、経済同友会のトップ=「代表幹事」の活動を自粛していましたが、きょう辞任を申し出て、午後の理事会で受理されたということです。
経済同友会 新浪剛史氏
「(辞任について)大きく二つに意見がわかれ、このまま合意形成得るのは非常に難しい。同友会に大変な大きな分裂が起こってしまう。そのために、私自身が辞職すべきである、辞任すべきである」
新浪氏の処遇をめぐって、きょう経済同友会の理事会で議論されましたが、意見が真っ二つにわかれたため、最後は「分裂を避けるため」新浪氏自らが辞任を申し出たと説明。
今回の辞任によってサントリーホールディングスの会長職に続き、経済同友会のトップの座からも降りることになりました。
事件に関する質問には、「私は積極的に捜査協力をするつもりでおりますので、今申し上げることができない」と述べるに留めた新浪氏。
今後は同友会に会員として残り、「発信を続けていきたい」としています。
また、政府の「経済財政諮問会議」の議員については「辞任する考えはない」と話しました。

10月3000品目超の“値上げラッシュ” ペットボトル200円時代に 電気・ガス代も値上げ 一方あえて“値下げ”の企業も…