田中貴金属がきょう発表した金の価格は最高値を更新し、初めて1グラム当たり2万円を超えました。

貴金属の販売などを行う田中貴金属の発表によりますと、きょう午前の金の店頭小売価格は1グラム当たり税込みで2万18円となりました。金の価格が2万円を超えるのは初めてです。

田中貴金属が発表する金の価格は、この1か月で2000円以上値を上げています。

アメリカのFRBによる利下げ観測が続いていることで、これまで高金利だったドルの魅力が相対的に低下していることや、トランプ大統領のFRBに対する介入への懸念などから比較的安全な資産とされる金が買われています。

また、ウクライナ侵攻や中東情勢の緊迫化なども資産を金に移す動きを下支えしています。