ウクライナ侵攻をめぐり、ロシアのラブロフ外相は、アメリカとNATO=北大西洋条約機構が「直接参戦している」と話し、欧米をけん制しました。

ロシア ラブロフ外相
「アメリカとNATOがこの戦争に参加していないとは言うべきではない。武器を供与し、兵を訓練することによって、直接参戦している」

ラブロフ外相は1日、このように話し、ウクライナへの支援を続ける欧米をけん制しました。そのうえで、ロシア軍によるウクライナ各地のエネルギー関連施設への攻撃について、「これらの施設は欧米がウクライナに供与した武器の輸送を支えている」と主張し、正当化しました。

ウクライナでは寒さが厳しくなる中、一連の攻撃により電力不足が深刻となっていて、ゼレンスキー大統領は「何百万人もの命を危険にさらすことがロシアの狙いだ」と非難しています。